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毎日に、自然のやさしさを。 平安時代から庶⺠の間で親しまれてきた柿渋染め。 優れた消臭・抗菌効果から、塗料や染料、天然の万能薬として多用途に使われていました。 しかし20世紀に入ってからは化学合成品の普及とともに、 日本人の生活から次第に姿を消していきました。 でも、肌は思っている以上に敏感です。 いちばん肌にやさしい、天然素材と天然染料の⽂化を遺すために。 私たちは、本来捨ててしまう柿の摘果材を活⽤し、100%オーガニックコットンを綿から染める独自製法によって、 肌触りの良い衣類を作り上げました。 柿渋染めでふるさと鳥取への貢献を 私たちのふるさと鳥取県八頭町では柿渋の材料となる 「西条柿」がたくさん生産されていますが、作付面積は年々減少してきています。 理由のひとつとして生産農家の高齢化により柿園を放棄する人が増えたことがあります。 また、傷や日焼けのある渋柿や、摘果用(1本の枝にたくさんの柿がなると養分が分散して、 甘み不足や発育不良になるのを防ぐために間引くこと)の渋柿は大量に廃棄されているのが現状です。 私たちは、これらの問題を少しでも解決するため、 放置されている柿園からも果実を収穫して「柿渋」の材料として使用しています。 「kakikko」の柿渋染めも、こういった未熟果を使用することにより、 地域への貢献、柿生産減少ストップのために役立てられています。